楽天、渡辺直の8年ぶり復帰を発表「また東北でプレーできることが楽しみ」

楽天への復帰が決まった渡辺直人【写真:(C)PLM】

背番号は「26」に、「大変ありがたい」

 楽天は21日、渡辺直人内野手との間で契約を合意したと発表した。楽天には8年ぶりの復帰となる。

 渡辺は2006年の大学生・社会人ドラフト5巡目で楽天に入団。1年目から活躍し、2009年にはチーム史上初のクライマックスシリーズ進出にも貢献した。2010年オフに横浜にトレード移籍。この際、チームメートが涙を流したことが大きな話題となった。

 渡辺は2013年7月には長田秀一郎とのトレードで西武に移籍。今季は32試合の出場に終わり、戦力外となっていた。

 渡辺は「8年ぶりの楽天イーグルスへの復帰となりますが、また仙台でプレーできる機会をいただき、大変ありがたく思います。この8年で、グラウンドの天然芝化など仙台の球場は色々と変わったようですが、東北のファンの皆さんの熱い応援は全く変わらないですね。また皆さんの前でプレーできることを、今から楽しみにしています」とコメントを発表。安部井寛チーム統括本部長は「渡辺選手は内野ポジション全てを守れるユーティリティプレーヤーで、チームの守備力を底上げしてくれることを確信しています。これまでの豊富なプロでの経験とその明るい人間的な魅力で、チーム内の模範になってくれることも期待しています」とコメントした。

 人気選手の復帰で仙台は大きく盛り上がりそうだ。楽天時代につけていた背番号「2」は現在、吉持が背負っているため、渡辺は「26」での復帰となった。

(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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