タツタ電線、機器用電線強化に8億円 中国電線工業など増強

 タツタ電線は機器用電線事業の成長投資として2017年度に約8億円を投資する。子会社の中国電線工業(大阪府藤井寺市)での生産能力増強などを進める計画。銅線の撚線機や被覆の押出機などを増強し、半導体製造装置関連で高まる需要を取り込む。

 併せて通信電線事業の基盤強化などに今年度は7億円を投資。加工度が高い細物のケーブルに注力していることなどから製造設備の負荷が高まっており、その対応を進める。

 2017年度からの3カ年中期計画では、機器用電線事業の成長投資などで16億円、通信電線事業の基盤強化投資などで10億円を計画している。

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