「常に誠実に」決意新た 長崎歯科衛生士専門学校戴帽式

 長崎歯科衛生士専門学校(宮口嚴(つよし)校長、144人)の戴帽式が22日、長崎市茂里町の県歯科医師会館であり、臨床実習を控えた2年生50人が、決意を新たにした。

 患者と接する臨床の場に出る前に、意識向上を図ろうと毎年開いている。宮口校長は「口のケアと同時に心のケアができる力を養ってほしい」などとあいさつ。厳かな雰囲気の中、一人一人がナースキャップをかぶせてもらい「患者のともしびになるように」とろうそくに火をともした。

 生徒を代表して池田真理子さん(36)が「患者さんの立場を理解し、常に誠実に思いやりの心を持って接します」と誓いの言葉を述べた。

 歯科衛生士は口の中のクリーニングや保健指導、診療補助などを行う専門職。2年生は27日から約1年間、同市の歯科医院などで研さんを積む。

宮口校長(右)からナースキャップをかぶせてもらう学生=長崎市、県歯科医師会館

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