マツダ 新型CX-5、i-ACTIVSENSE搭載で予防安全評価が最高ランクに

マツダ CX-5

マツダは、先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を搭載した新型CX-5が、2017年度前期自動車アセスメント(JNCAP※)予防安全性能評価において、最高ランクASV++を獲得したと発表した。

自動車アセスメント予防安全性能評価は、車両および歩行者との衝突回避または衝突被害軽減を支援する被害軽減ブレーキ、車線のはみ出しを検知・警告する車線はみ出し警報、バック時の視界情報を支援する後方視界情報提供装置、さらに今年度からは新基準の評価項目として、車線の逸脱を防止する車線逸脱防止抑制装置の安全性能試験を実施し、車両の予防安全性能を「ASV++」、「ASV+」の2段階で総合評価する。

今回、最高ランクのASV++を獲得したCX-5は、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」の装備として、被害軽減ブレーキ技術「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」や「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」、車線の逸脱警告・防止技術「レーンキープ・アシスト・システム&車線逸脱警報システム(LAS & LDWS)」を搭載しており、新基準となった今年度前期自動車アセスメント予防安全性能評価の対象車種において好成績を収めた。

これにより、既に公表済みである衝突時の乗員保護性能や、歩行者保護性能などについて評価を行う2017年度前期自動車アセスメント(JNCAP※)衝突安全性能評価での最高評価「ファイブスター賞」獲得とともに、CX-5は最高レベルの安全性能であることが実証された。

※JNCAP(Japan New Car Assessment Program)は、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が、安全な自動車の普及を促進する目的で、平成7年度より公表している自動車の安全性能評価。現在市販されている自動車の安全性能について衝突安全性能および予防安全性能の評価結果を公表している。

2017年度中に国内で販売する主要車種にi-ACTIVSENSE技術を標準装備

マツダでは運転初心者から高齢者まで、ユーザーにより安全・安心なクルマを届けるため、2017年度中に国内で販売する主要車種(デミオ、アクセラ、アテンザ、CX-3、CX-5、CX-8)にi-ACTIVSENSE技術を標準装備することを公表しており、今回、好成績を収めた同様のi-ACTIVSENSE技術は、CX-5のみならず、アクセラ、アテンザ、CX-8にも搭載している。

CX-5は先進安全技術として全機種に、認知支援技術である先進ライト「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」もしくは「ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)」と車線逸脱警報システム「LDWS」、衝突回避支援・被害軽減技術である「アドバンストSCBS」と「AT誤発進抑制制御(前進時)」を標準装備したことにより、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「安全運転サポート車(セーフティ・サポートカー)」の「セーフティ・サポートカーS(略称:サポカーS)・ワイド」に、CX-5全機種が該当している。

その他、車線変更時などに斜め後方から接近する車両を知らせる「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」や、駐車場で後退しながら出る際などに接近する車両を知らせる「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」など、車両周囲の危険認知と安全運転をサポートする先進安全技術も、全機種に標準装備している。

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