欧州サッカー界の序列が変わる!? ”現欧州最強クラブランキング”の1位と2位に入ったのは……

圧倒的な強さ見せるPSG photo/Getty Images

昨季チャンピオンズリーグの優勝候補として高い評価を受けていたのはレアル・マドリード、バルセロナ、バイエルン、ユヴェントスの4クラブだった。しかし、今季は状況が異なっている。

英『sky SPORTS』は「現在欧州最強のチームはどこか?」と題し、データサイト『WhoScored』の評価点を基に最強チームをランキング形式で紹介している。これはあくまで開幕から現時点までのパフォーマンスの評価点で判断されたもので、一時的なものもあるかもしれない。しかし、今回のランキングで1位と2位に選ばれたのはなかなかに興味深いチームだ。

1位に選ばれたのは今夏にネイマール、キリアム・ムバッペを加えたパリ・サンジェルマンだ。リーグ戦、チャンピオンズリーグともに圧倒的な攻撃力を武器に大量得点を奪っており、今や欧州で最も強力な攻撃陣を備えていると言える。彼らを90分間抑え込むのは難しく、今季こそ彼らをチャンピオンズリーグの優勝候補に加えてもいいだろう。

続いて2位に選ばれたのはマンチェスター・シティだ。マンCもジョゼップ・グアルディオラの下で美しい攻撃サッカーを披露しており、プレミアリーグではシーズン最多得点記録を更新する勢いで得点を量産している。PSGとマンCといえば将来のチャンピオンズリーグ制覇を目標に大金をかけて強化されてきたチームだが、その2チームが今回のランキングでは1位と2位に入った。彼らは悲願の欧州制覇へ確実に強化されており、今季はこの2チームが欧州サッカー界を支配することになるかもしれない。

そこからは3位バルセロナ、4位バイエルン、5位バレンシアと続いており、なかなか調子の上がらないレアル・マドリードとユヴェントスがトップ5から漏れている。レアルも後半戦へ向けて徐々にパフォーマンスを上げてくるだろうが、現段階での完成度はマンC、PSGの方が上と言えよう。この2チームがバルサ、レアルらの牙城を崩して欧州No.1になるシナリオも現実味を帯びてきており、欧州サッカー界の序列が少しずつ変化しようとしているのかもしれない。

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