三菱マテリアルの竹内章社長は２４日、子会社３社が品質データの書き換えなどを行っていた問題で会見し、「株主、お客様をはじめ関係者に多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪し、「このような事態が二度と起きないよう、内部統制体制の拡充とコンプライアンスの推進を図り、信頼回復に努めたい」と述べた。同社主導の下、早期の原因究明と出荷先での安全確認を進める。
会見には三菱マテリアルの小野直樹副社長、三菱電線工業の村田博昭社長、三菱伸銅の堀和雅社長が同席した。
原因究明などを行う調査委員会の調査結果は、三菱伸銅については年内に報告する予定だが、三菱電線はアイテム数が多いことなど調査範囲が広範囲に及ぶため、「年内には報告が難しいと考えており、三菱伸銅の調査報告に合わせて進ちょくを報告する」（小野直樹副社長）とした。
