長崎バスは独自のIC券に

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 長崎バスなどの路線バスを運行する長崎自動車(長崎市)は27日、システムが老朽化している共通ICカード乗車券「長崎スマートカード」の後継として、2019年度をめどに独自の地域ICカードを導入すると発表した。利用金額に応じて全国共通ポイント「Tポイント」を付与する全国初のサービスを導入。新たに長崎市を中心に約1300台のタクシーでも利用可能とする。

 地域で金や情報が循環する「地域創生型新カード」と位置付け、交通利用をはじめ商業施設や行政機関での使用、学生証や診察券の機能付加、ビッグデータ活用による観光・商業活性化も目指し、関係先に連携を呼び掛ける。プリペイドカードに加え、クレジット・デビットカードの機能付加も検討。Tポイントを新たに付与し買い物や運賃に使えるようにする。

 長崎スマートカードの後継を巡っては、県交通局(長崎市)、長崎電気軌道(同)、西肥自動車(佐世保市)、島原鉄道(島原市)など路線バスや鉄道の県内8事業者が19~20年度に西日本鉄道の「nimoca(ニモカ)」を導入する方針を6月に発表していた。このうち長崎自動車の子会社となる予定の島原鉄道の島鉄バスは、地域ICカード導入へ転換する見通し。

 地域ICカードとニモカはシステムが異なり、現状では相互利用ができなくなる可能性がある。このため長崎自動車はニモカで長崎バスなどを使えるようにシステム対応。ニモカの交通事業者でも地域ICカードを使えるように「各社に環境整備をお願いしたい」としている。