スリランカの大型橋梁、JFEエンジなど3社JVが受注 200億円、鋼重2万トン

 JFEエンジニアリング(社長・大下元氏)は27日、スリランカの道路開発庁から「ケラニ河新橋建設事業パッケージ1鋼製橋梁工区」を受注したと発表した。同社を代表とする三井造船および戸田建設とのJVで受注したもので、JV全体の受注額は約200億円。

 受注した橋は橋長3・6キロメートル、鋼重2万トンの大型橋梁。都市部の狭隘地での難工事を交通への影響を最小限とするために短期間で行う必要があり、鋼製橋脚や鋼製曲線箱桁、合成床版など3社の優れた技術が採用されている。

 本件には本邦技術活用条件(STEP)円借款が適用される。JFEエンジはスリランカでデナガマ橋架設の下請や下水処理施設の建設などにも携わっている。同社の鋼構造分野における受注額は昨年度560億円で、今年度は800億円の受注を目指している。

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