稲佐山でディスコイベント

 今年のクリスマスイブ、稲佐山展望台(長崎市)に熱狂に沸くバブル期のダンス空間がよみがえる-。市民有志でつくる実行委は12月24日、ディスコイベント「X'masバブルナイトフィーバー」を初めて開く。「世界新三大夜景」に認められた長崎の彩りを背景にバブル世代のノスタルジーを呼び起こす「大人が本気で遊べるイベント」。繁華街への回遊や県内宿泊者の増加にもつなげたい考えだ。

 展望台1階と回廊の一部がダンスフロアに様変わり。お立ち台も設ける。福岡を中心に活動するタレントの山本華世さんや県内のDJがユーロビートやソウルといったダンスミュージックで盛り上げる。来場者にはバブル期に大流行したボディコン服の持参を促し、会場ではふわふわの羽根付き扇子も販売。抽選会も繰り広げ、ホテル宿泊券が当たるなど「バブリー感」にこだわっている。

 開演時間は午後5時から同10時まで。バブル期などに女性の送迎をさせられた男性を指す「アッシー君」という名の無料シャトルバスも展望台-長崎駅(午後9時以降の便は思案橋)を運行。実行委の大江由紀さん(37)は「長崎の夜景をミラーボールと思って楽しんで」と来場を呼び掛けている。

 入場料金は5千円(ワンドリンク付き)。11月30日まで運営資金をネットで募る「クラウドファンディング」を利用し、ロープウエー往復券なども含む入場券を販売。12月1日以降は浜屋プレイガイドなどで通常の入場券を購入でき、当日券も用意する。問い合わせは大江さん(電080・6454・3181)。

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