NSブルースコープCEOにエライアス氏 ダーヤル氏は本社企画担当に

 豪州の高炉メーカー、ブルースコープ・スチールは、来期の経営体制を発表した。チャーリー・エライアスCFOがシンガポールへ赴任し、来年3月1日付で新日鉄住金との折半出資する建材薄板事業会社、NSブルースコープ・コーテッド・プロダクツ(NSBS)のCEOに就任。NSBSのサンジャイ・ダーヤル現CEOはシドニー本社で経営企画や東南アジアの建築ソリューション事業を管掌する。

 エライアス氏は来年6月に中国事業の統括も加わる予定。マーク・ヴァセラ次期CEOは声明で「同氏は重要な海外2事業を率いることになる」としている。エライアス氏の後任のCFOには、豪州・ニュージーランド事業の財務を統括しているタニア・アーチボールド氏が就く。

 ブルースコープでは来年1月に豪州・ニュージーランド事業トップのヴァセラ氏がCEOへ昇格する予定で、今回が同氏による初の役員人事となる。

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