沖電線、産業用で新ケーブル 通信と給電を1本に統合

 沖電線は28日、12月1日から産業用ネットワーク向けで新型ケーブルを発売すると発表した。産業用の情報通信ネットワークの一つである「EtherCAT・P」に対応した製品。通信と給電を1本のケーブルに統合した設計で敷設のスペースや工数などを抑えられる。売上目標は2018年度に1億円以上。

 新製品の「ECP」シリーズは多様なニーズや用途に対応するためコストパフォーマンスに優れた汎用的な固定配線用と、繰り返しの曲げに強い可動配線用をラインアップ。耐摩耗性に優れたウレタン外被を用いた可動配線用はロボット関連などの需要に対応している。29日から東京ビッグサイトで開幕する「2017国際ロボット展」に出展する予定。

© 株式会社鉄鋼新聞社