抗がん薬開発でベンチャー設立 京都大と武田薬品

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京都大の投資会社から支援を受けて設立された創薬ベンチャーの関係者ら(東京都千代田区・京都アカデミアフォーラム)

 京都大の設立した投資会社から支援を受けて起業した抗がん薬の研究開発ベンチャー「コーディアセラピューティクス」(神奈川県藤沢市)が30日、東京都内で設立記者会見を開いた。

 同社は、大手製薬企業の武田薬品工業と京大医学研究科の小川誠司教授の共同研究をもとに、武田薬品工業の研究員らが10月に設立した。京大の投資会社や民間ファンド2社から計12億円の投資を受ける。会見では、根治薬のない急性骨髄性白血病の新薬の臨床試験を来年夏に開始するなどの事業計画を発表した。

 投資会社「京都大イノベーションキャピタル」は研究成果を生かした産業創出を目的としており、室田浩司社長は「大学と大企業による本格的なベンチャーは珍しく、民間ファンドの協力も得て理想的な支援態勢を構築できた」と話した。