静岡県富士市の化学工場での爆発火災は鎮火 12人死傷(1日14時半現在)

富士市消防本部などによると、1日08:25頃、静岡県富士市厚原の荒川化学工業富士工場付近で発生した、爆発を伴う危険物建物火災は、14:09に鎮火しました。なお従業員1人が死亡、11人が負傷しています。富士市役所は現場周辺に一時、避難指示を出していましたが、現在は解除しています【12月1日14:30現在、レスキューナウまとめ】

■火災概要
・1日08:25頃、工場内の印刷インキ用樹脂製造設備で発生、大きな爆発音や振動があり、黒煙が立ち上るなどの樣子がSNSで多数投稿される。
・工場は24時間操業。発生当時、協力会社を含め100人程度が従事していたが、工場内の生産棟が損壊した模様。

・荒川化学工業は天然樹脂ロジン(松やに)を主原料とする中間素材メーカー。富士工場は1959年12月に操業開始、製紙、印刷インキ用などの樹脂を製造している。

【人的被害】
・死者 :1人(60代男性)
・負傷者:11人(うち3人重傷)

【避難情報】
・富士市役所は09:37、荒川化学工業周辺半径100m(22戸48人)に避難指示を発令も、12:12に解除。

【交通情報】
・JR東海は身延線の富士~西富士宮で一時運転を見合わせたが、13:00に再開し、現在は平常運転に。

【ライフライン情報】
・東京電力は09:00過ぎから現場周辺の約400軒(伝法、厚原、弥生)で一時停電も、09:26までに復旧。

© 株式会社レスキューナウ