県警察学校の初任科生51人が11月27日、長崎市小江原3丁目の就労継続支援事業所「わかばの里」(矢口暁美理事長)を訪ね、クッキー作りや座談会を通じて利用者と交流した。
同事業所には、身体障害や知的障害などがある35人が通う。交流活動は、障害者の立場や特性を理解して職務に生かそうと、同校が2009年から毎年実施している。
初任科生は、利用者と机を囲んで趣味や日常生活について話した。クッキー作りでは、初任科生が「この大きさでいいですか」「どれくらい焼くんですか」などと利用者に質問しながら、作業していた。
小川直弥さん(21)は「うまく手が動かせずに人より作業が遅れる方もいた。相手のことを考えながら接することが、警察官としても大切だと感じた」と話した。