「パーティで女の子に話しかけるには」ミッチェル監督 相手思う気持ち丁寧に

宇宙人と地球人のカップルを演じたエル・ファニング(左)とアレックス・シャープ

 ミュージカルで輝かしい足跡を残してきたジョン・キャメロン・ミッチェル監督(54)の新作映画「パーティで女の子に話しかけるには」が1日から東京・新宿ピカデリーなどで全国順次公開される。パンクロックに夢中となった内気な少年と、遠い星からやってきた美少女の恋の逃避行を描く青春物語。ミッチェル監督は「パンクロックは生きる力を与えてくれる大切なものだと伝えたかった」と強調した。(高橋天地)

 英SF作家、ニール・ゲイマンの短編を映画化。ミッチェル監督は共同で脚本も手がけた。「監督を打診され、すぐに飛びつきました。何しろ、私が大事にしているパンクロックの精神の大切さが描かれていたから」と喜ぶ。

 パンクロックの精神とは何か。「疑問に感じたことを臆せず権力者に問いかける姿勢です。古くさくなったものに新たな息吹を吹き込むこと。とてつもなくクリアな感覚を持った音楽といえるでしょう」

パンクロックに魅せられ、念願の映画化を実現したジョン・キャメロン・ミッチェル監督(高橋天地撮影)

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