大船消防職員をセクハラで処分 鎌倉市

 神奈川県鎌倉市は4日、無料通信アプリLINE(ライン)で部下の女性に不適切なメッセージなどを送ったとして、大船消防署の50代の男性課長補佐を戒告処分にした。

 市消防本部によると、男性は2015年9月〜17年2月、女性に好意を抱くような文章やスタンプをLINEで数回送信した。男性は行為を認めている。

 女性はことし3月に上司に相談し、配置換えが行われた。だが4月に匿名の手紙が市長に届いたのを受け、女性が市のハラスメント窓口に改めて相談。セクハラ事案に該当すると市側に報告された。

 消防本部は「3月時点ではセクハラではなく人間関係のもつれと捉えていた」と説明。斎藤務消防長は「当時の判断は間違っていた」と釈明した。

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