丹精込めた商品ずらり 神奈川県庁で展示即売会

 障害がある人たちが働く福祉作業所の手作り製品展示即売会「はーとふる・マルシェ」が4日、神奈川県庁新庁舎(横浜市中区)で始まった。5日まで。3〜9日の障害者週間に合わせた企画で、県と県社会福祉協議会、県障害者地域作業所連絡協議会、ともしびショップ県庁店の主催。

 県内の作業所約20カ所が持ち寄ったカレンダーやお菓子、革の小物入れやアクセサリーなどバラエティー豊かな商品が並ぶ。地元産野菜のジャムや七夕飾り、海軍カレーなど、ふるさと納税の返礼品として活用されている製品の紹介コーナーもあり、通行人が次々と足を止めて見入っていた。

 平塚市の進和学園で働く前川涼さん(29)は看板商品「湘南みかんぱん」のコスプレ姿で呼び込みに奔走。「仲間みんなで楽しく作っている製品。(店先に立つことで)お客さんとたくさん話したい」と笑顔を見せた。

 午前11時半〜午後1時半。問い合わせは、県障害福祉課電話045(210)4709。

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