米レボリューションアルミ、ボッグCEOが詐欺容疑で逮捕

 米国でアルミ圧延業に参入を目指していたレボリューション・アルミナム(旧アメリカン・スペシャルティ・アロイズ)のロジャー・ボッグCEOが詐欺容疑で逮捕された。米現地紙によると、レボリューション・アルミナムは、旧インターナショナル・ペーパーのパインビル(アラバマ州)に15億ドルを投じてアルミ板圧延工場を建設するとしていたが、当初予定の資金計画がとん挫。さらに、ボッグ氏が自己破産前に財産を親族に移して地元銀行を欺いたと米紙は主張している。

 レボリューション・アルミナムをめぐっては、米国破産裁判所がすでにパインビルの土地を買収した子会社レボリューション・アルミナム・プロプコを破産させる訴訟を承認。10月には会社の債務清算を実行する受託者が任命されていた。

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