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北部2病院統合へ 翁長沖縄県知事「基幹病院を整備」

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 翁長雄志知事は5日、沖縄県立北部病院と北部地区医師会病院の統合を進め、基幹病院を整備する方針を表明した。「統合に関する基本的な合意を図ることができるよう、協議を開始したい」とし、今後、北部地区医師会病院や北部12市町村に県の考えを伝え、統合に向け本格的に動きだす。

 翁長知事は「病院経営の効率化などを実現するため、県立北部病院と北部地区医師会病院を統合し、北部圏域に新たな基幹病院を整備するための作業に取り組む」と述べた。県議会11月定例会で、次呂久成崇氏(社民・社大・結)の質問に答えた。

 本島北部地域は、人口約10万人の医療圏に327床の県立北部病院、200床の北部地区医師会病院という同規模の急性期病院が二つあり、診療科も重なる。医師が分散し、慢性的な人材不足になっている。そうした中で患者が中南部に流出し、症例が少なくなって若手医師が辞めるという悪循環に陥っている。

 県は、2病院の財産の取り扱いや職員の身分など「整理すべき課題」を抽出し、今年3月に関連機関に提示。関係者から意見を募って今年春ごろまでに約50項目の課題を洗い出し、内部で検討を進めていた。

 北部市町村会などでつくる「北部地域基幹病院整備推進会議」は今年3月、2病院の統合・再編を進め、基幹病院を早急に整備するよう県に要請した。翁長知事は「今年いっぱいに決着を付けたい」と述べ、年内に結論を出す考えを示していた。

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