南武線ホーム拡幅 JR、武蔵小杉駅混雑緩和へ

 JR東日本は6日、平日朝の混雑が深刻化している武蔵小杉駅(川崎市中原区)の混雑緩和のため、南武線ホームを拡幅するとともに、横須賀線の駅側に新たに入場専用の臨時改札を設けることを明らかにした。すでに既存店舗の撤去などに着手しており、来年春の供用開始を予定している。

 同駅はJR南武線、横須賀線、湘南新宿ライン、東急東横線、目黒線が乗り入れ、都心や横浜方面への交通利便性の良さから駅周辺に超高層マンションが林立し、住民も急増している。

 駅構内は乗り換え客も多く、混雑緩和は喫緊の課題。横須賀線の駅改札前では平日毎朝、利用者が入場できずに駅の外まで長蛇の列が延びる。

 新たな臨時改札は、横須賀線の同駅付近の新南改札向かい側に設置。ホーム上に接続する上り専用のエスカレーターを設け、平日午前7〜9時に運用する。ホームの拡幅は南武線下りホーム(立川方面)で行い、延長50メートルにわたって現在の幅5メートルを最大1メートル拡幅する。

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