さらに大きな夢、釣り上げる NGT48の荻野由佳

NGT48の荻野由佳

 NGT48のセカンドシングル表題曲「世界はどこまで青空なのか?」が12月6日にリリース。センターを務めるのは今年のAKB選抜総選挙で“神7入り”を果たした荻野由佳だ。新聞向けに新曲やセンターへの思いなどのインタビュー記事を書かせてもらったが、そこに盛り込みきれなかったエピソードをこのネットコラムで紹介したい。

 まずは話題を呼んでいるミュージックビデオについて。「私が演じたのは地方でアイドルを目指している女の子。同じようにアイドルを目指している女の子に希望を届けられる歌であってほしいです」と語る。

 ミュージックビデオの終盤ではアイドルとして生きる覚悟を涙ながらに叫ぶシーンがある。「監督に追い込まれ、これまでつらかったことなど全部思い出してウワーとなりました」

 そんな荻野をいつも優しく見守ってきたのがNGTキャプテンの北原里英だ。来春をめどに卒業することが決まっている北原について「ものすごく大きな存在。卒業を聞いた時は倒れるぐらい不安でしたが、いつまでも頼ってはだめだという思いもあります」としんみり。

 「北原さんがAKBでの経験を私たちに伝えてくれたように、私もAKB選抜で活動して得た経験を持ち帰らないといけないと思っています」

 そう覚悟を語る荻野には実は意外な趣味がある。それはザリガニ釣りだとか。「小さいころからプリキュアよりムシキングが好きな女の子で虫捕りもよくしていましたが一番はザリガニ釣り。中学生のころもバッグに割り箸とたこ糸、するめいかをしのばせていました」

 実は今年の総選挙の速報で1位を獲得した後の短い休みも実家でザリガニ釣りをしてきたという。「釣っていると昔の自分を思い出して心が安らぐんですよね」とうっとり顔の荻野。来年はアイドルとしてももっとでっかい夢を釣り上げる!(関口康雄・共同通信記者)

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