D’station Racing、オール日本人体制で1月のドバイ24時間に参戦へ

 12月7日、スーパーGT300クラスとスーパー耐久、ポルシェカレラカップ・ジャパンに参戦しているD’station Racingは、12月7日に正式オープンしたチームのホームページで、1月11〜13日にドバイ・アウトドローモで開催されるドバイ24時間耐久レースに参戦すると発表した。

 ドバイ24時間は、ドバイ・アウトドローモを舞台に1月に開催されているレースで、GT3カーを中心にカップカー、GT4カー、TCRカーなどが参加することができる。GT3チームではブラックファルコンやGRTグレッサー、ミュッケ等、ヨーロッパの強豪が多く参加することから、近年コンペティションのレベルも上がっている。

 そんなドバイ24時間に、日本から強力な体制でD’station Racingが挑戦することになった。車両はスーパー耐久やブランパンGTシリーズ・アジアで走らせていたポルシェ911 GT3 Rを、2018年仕様にアップデートして使用。HAI Racingのメンテナンスで走らせる。

 これを駆るのは、スーパー耐久でトリオを組んでいた星野敏/荒聖治/近藤翼に加え、スーパーGTでD’station Porscheをドライブしていた藤井誠暢という4人。オール日本人ドライバー、そしてメンテナンスも日本人という体制で挑むことになった。もちろん今季チームの総監督を務めていた“大魔神”佐々木主浩がこのレースでも総監督を務める。佐々木総監督にとってドバイは、自身が所有する“ヴィブロス”が2017年3月に開催された競馬ドバイ・ターフで優勝していることもあり、験の良い場所だ。

 チームオーナーを務める星野は、D’station Racingでル・マン24時間をはじめ海外の耐久レースに挑戦したい意向をチーム立ち上げの発表会のときから語っており、今回のドバイ参戦はその最初の挑戦となる。

 ル・マンウイナーの荒、ドバイ24時間で表彰台経験もある藤井、そしてスーパー耐久優勝をはじめメキメキと実力をつける星野、若手有力株の近藤と、ドライバーラインアップとしては申し分ないパッケージだ。

 日本からはガルフレーシング・ジャパンも参戦する予定のドバイ24時間。D’station Racingの活躍が大いに期待されるレースと言えるだろう。

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