濁らぬ真説、金栗「しそう」 名前の読み方2通りも…41年前、本紙に語る

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1911年のストックホルム五輪国内予選で優勝したときの金栗四三(和水町教委所蔵)

 日本人初の五輪選手で2019年のNHK大河ドラマの主人公に決まった金栗四三(和水町出身)の名前の読み方が「しぞう」「しそう」の2通りある中、本人が「しそう」と説明していたことが41年前の熊日の記事で分かった。本人の証言記録だけに関係者間で波紋を広げそうだ。

 1976年6月15日付の熊日朝刊記事。30回にわたるインタビューの最終回で、「しぞうでなく、しそうと読むのです」と答えている。

 金栗はマラソン選手として五輪に3度出場したほか、正月恒例の箱根駅伝を発案。スポーツ界の偉人として知られる。

 名前の読み方について熊日と在熊民放テレビ局4社、出身地の和水町と晩年住んだ玉名市は「かなくり・しぞう」で統一。これに対し、NHKは「かなくり・しそう」としており、姓の読み方は共通していた。

 「しぞう」の根拠は64年の東京五輪組織委の身分証明書や67年発行のパスポートに「SHIZO」と印字があったことなど。NHKは「遺族と相談して決めた」としている。(隅川俊彦)

(2017年12月8日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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