入団決定から数時間…大谷がMLB公式サイト有望株ランクで堂々1位に登場

メジャー7球団との面談を終え、正式にエンゼルスに入団することになった大谷翔平【写真:田口有史】

投手では1位、野手では4位にランキング

 メジャー7球団との面談を終え、正式にエンゼルスに入団することになった大谷翔平投手。戦いの舞台をメジャーに移しても、二刀流を続けようという大谷の意思を尊重し、サポートしてくれる球団としてエンゼルスを選んだわけだが、入団決定のニュースが日米を駆け巡ってからまもなく、MLB公式サイトの若手有望株格付けコーナー「MLBパイプライン」が情報を更新。大谷は世界中の有能な若い逸材を押しのけて、あっという間に総合ランク1位に輝いた。

 大谷は日本ハムで5年のプロ経験を持つが、23歳という若さのため、MLB労使協定の下では「海外アマチュア選手」として扱われ、契約金には上限が付きマイナー契約を結ぶ。そのため「MLBパイプライン」では、大谷をプロスペクト(若手有望株)としてカウント。同コーナーが選ぶ「トップ100リスト」で堂々の1位に輝いた。

 記事では、改めて大谷がいかに投打に優れた存在かを紹介。投手としては、150キロ台後半の「最高レベル」の速球を投げ、150キロに届こうというスプリットと140キロ台半ばのスライダーで「速球を補う」とした。さらに、カーブやチェンジアップも「少なくとも平均並みには投げられる」とし、2012年にレンジャーズ入りした当時のダルビッシュと比較。「大谷の方が素材はやや上だが、ダルビッシュの方がより洗練されている」とした。

 また、野手としても生まれ持ったパワーと肩の強さは「最高レベル」だとし、スピードも「平均より遙かに上」と分析。「最低でも平均並みの右翼手にはなれる」と見ている。

 結果として、大谷を投手部門ではNo.1プロスペクト、外野手部門ではNo.4プロスペクト、そして総合ではNo.1プロスペクトとランク付けした。

 2011年には同僚となるマイク・トラウト外野手が1位に輝いたプロスペクトランキング。契約からわずか数時間後にトップに躍り出たことからも、メジャーで大谷に寄せられる期待が絶大であることは確かなようだ。

(Full-Count編集部)

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