北メディア「天下の馬鹿者」と嘲笑

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は11日、同国が先月29日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」型を発射したことに対する韓国政府の対応を嘲笑する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、韓国政府が北朝鮮のICBM発射に対して「『挑発』『脅威』うんぬんを並べ立てて『糾弾決議案』を発表する、『対応措置』を講じるとして騒ぎ立てている」とし、「米・日の両宗主と通話して『連合防衛態勢による挑発抑止』と『最大の圧迫』を哀願しながらあわてふためいて奔走している」と指摘した。

これに対して、「民族の尊厳と自主権がいかに守られ、朝鮮半島の平和と安定がいかに保証されているのかも悟れない天下の馬鹿者らの醜態だ」と嘲笑した。

また、「共和国は大陸間弾道ロケット『火星15』型の試射に完全に成功したことによって、いかなる制裁・封鎖と軍事的圧殺策動もチュチェの核強国の前途を阻むことはできないということをはっきり示し、米本土全域を打撃できる強大な威力をあまねく誇示したと明らかにした」と強調した。

その上で、「民族に背を向け、外部勢力と結託して同族対決をこととするのは我が手で首を絞めるような愚かな妄動である」と述べた。

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