北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は11日、米韓両軍が行った合同航空演習「ビジラント・エース」を糾弾する署名入りの論説を配信した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。
米韓両軍が4日から8日まで行ったビジラント・エースには、過去最大規模となる航空機約230機が参加した。
論説は、演習に対して、「その規模と内容、形式において明白に共和国を侵略するためのきわめて挑発的な戦争演習騒動であった」とし、「今回のように膨大な武力が一度に動員された実例はなかった」と指摘した。
また、「700余りに達する『核心標的』を先制攻撃する任務に突入する演習を昼夜にわたってヒステリックに強行した」と非難した。
つづけて、「これは、米国とかいらいが強行した連合空中訓練が『定例的な防御訓練』ではなく、わが共和国を不意に先制攻撃するための犯罪的な侵略戦争演習であることをはっきりと立証している」と強調した。
その上で、「米国とかいらい好戦狂らが侵略武力を駆り出してわれわれに反対する軍事的挑発騒動に狂奔するのは、自ら自滅の落とし穴を掘る愚行である」と警告した。