夢舞台で躍動 小学生チア世界V 相模原

 ジュニアのチアリーディングチーム「ATSUGI ALL☆STARS」が11月の世界大会「チアリーディング世界選手権大会」2部門で優勝し、出場選手20人のうち相模原市内在住の小学生3人が12日、同市役所を訪れ、野村謙一教育長に喜びを報告した。

 市役所を訪れたのは笹原琉音(るね)さん(もえぎ台小6年)、座間奏音(かなね)さん(夢の丘小5年)、高野紗愛(さら)さん(大野台中央小5年)。

 チームは厚木市内を拠点に活動し、選手は同市内の小学校などで土・日・月・祝日を中心に練習。春・夏・冬休みもほとんどなく、午前9時から午後5時まで練習を重ねてきた。

 大会は11月11、12の両日、群馬県高崎市内で開催された。日本での開催は12年ぶりで、7〜12歳の部門(ジュニア1)に出場。夢の舞台で躍動感あふれる演技を披露した。

 代表してあいさつした笹原さんは「直前のけがでメンバー交代のハプニングもあったが、最後まで諦めずに力を合わせ、思い通りの演技ができたのは良かった」と振り返った。

 野村教育長は「世界大会優勝という素晴らしい成績は誇り。努力を積み重ね、技術を鍛えてきたのだろう。心からすごいと思う」とねぎらった。

 約2分半の演技を収録したビデオも上映。JAPANを略した「ジェー、ピー、エヌ」などと元気な掛け声とともに、躍動感あふれる演技を目の当たりにした市教委関係者は感嘆し、あらためて拍手を送っていた。

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