模擬投票を体験 三浦

 児童を対象にした出前授業「せんきょ入門教室」が13日、三浦市立初声小学校(同市初声町下宮田)で開かれた。6年生約80人が実際に使われる投票箱や計数機を用いた模擬投票も体験した。

 未来の有権者である児童に選挙の大切さを理解してもらい将来の投票につなげようと、市明るい選挙推進協議会などの主催で2014年度から実施している。

 市選挙管理委員会事務局の職員が、選挙権年齢が昨年から18歳以上に引き下げられたことなどを紹介。「(誰に投票するか)分からなかったら、候補者の話を直接聞くなどして考えるようにしてほしい」と呼び掛けた。

 「ビビンバ」「ポークビーンズ」「まぐろソースカツ丼」の給食メニューを候補者に見立てた模擬選挙では、市選管の古屋野敬子委員長らが候補者役として演説し、食材の栄養や効能などをPR。児童は熱心に聞き、投票用紙受け取りからの一連の流れも経験した。

 演説を聞いて当初の投票先から変えたという女子児童(12)は「情報収集や話を聞くことが大事だと思った。18歳になったらきちんと投票に行きたい」と話していた。

 出前授業は本年度中に市内の全8小学校で行われる予定。

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