警察庁が12月14日に発表した、2017年11月末現在の交通事故統計によると、全国の65歳以上の高齢者交通事故死者は累計1799人となり、総数(3312人)の54.3％を占めています。11月単月では222人(＋23)と、今年の月別では最多となりました。
前年同月比(2016年はうるう年のため1日多い)では84人減(総数は172人減)で、24都道府県で減少、21府県で増加しています。なお、11府県で前年の年間死者数を上回ったほか、21道府県で下半期の死者が上半期を既に上回りました。
■2017年高齢者交通事故死者数(11月末現在：確定値)
【月別】〈都道府県別最多〉
・ 1月：161人(－36)〈 8人：茨城県・栃木県・埼玉県・兵庫県・福岡県〉
・ 2月：149人(＋ 5)〈11人：愛知県〉
・ 3月：157人(－28)〈13人：埼玉県〉
・ 4月：123人(－48)〈 6人：埼玉県・静岡県・京都府・広島県〉
・ 5月：161人(－ 2)〈11人：愛知県〉
・ 6月：160人(＋23)〈10人：東京都・神奈川県・新潟県〉
・ 7月：165人(＋11)〈12人：埼玉県〉
・ 8月：152人(－15)〈10人：愛知県〉
・ 9月：168人(＋ 8)〈13人：茨城県〉
・10月：181人(－25)〈12人：埼玉県・愛知県〉
・11月：222人(＋23)〈11人：千葉県〉
・1日あたり5.39人/4.46時間に1人の割合
上半期(181日：1日あたり5.03人/4.77時間に1人)
下半期(153日：1日あたり5.80人/4.14時間に1人)
・年間死者数［総数比］：2016年2138人［54.8％］15年2247人［54.6％］14年2193人［53.3％］13年2309人［52.6％］
【都道府県別】
全国 1799人(－84)［上半期911＋下半期888/総数比：54.3％］
北海道 69人(－7) ［29＋40/50.4％］※
青森県 19人(－6) ［11＋ 8/51.3％］
秋田県 15人(－15)［ 6＋ 9/62.5％］※
岩手県 26人(－19)［13＋13/47.2％］
宮城県 25人(－1) ［11＋14/58.1％］※
山形県 25人(＋11)［14＋11/69.4％］●
福島県 34人(－3) ［14＋20/57.6％］※
茨城県 73人(＋10)［35＋38/55.7％］※
栃木県 60人(＋21)［30＋30/71.4％］●
群馬県 33人(±0) ［15＋18/55.9％］※
埼玉県 88人(＋10)［45＋43/54.6％］●
千葉県 64人(－24)［34＋30/47.7％］
東京都 54人(－3) ［32＋22/36.7％］
神奈川県 62人(＋17)［36＋26/46.9％］●
山梨県 18人(－2) ［ 7＋11/52.9％］※
長野県 34人(－29)［17＋17/50.7％］
新潟県 51人(±0) ［23＋28/66.2％］※
富山県 20人(－15)［ 7＋13/60.6％］※
石川県 20人(－5) ［12＋ 8/64.5％］
福井県 21人(－8) ［11＋10/51.2％］
静岡県 66人(－10)［37＋29/56.8％］
愛知県 94人(－5) ［46＋48/54.6％］※
三重県 36人(－12)［18＋18/45％］
岐阜県 45人(－5) ［23＋22/61.6％］
滋賀県 25人(＋3) ［ 9＋16/49.0％］※
奈良県 23人(＋3) ［17＋ 6/69.6％］●
和歌山県 15人(－5) ［ 6＋ 9/46.8％］※
大阪府 58人(－5) ［27＋31/42.3％］※
京都府 40人(＋13)［18＋22/63.4％］●※
兵庫県 75人(＋7) ［36＋39/53.1％］※
岡山県 51人(＋7) ［25＋26/56.0％］●※
広島県 42人(＋2) ［21＋21/53.1％］
鳥取県 14人(＋3) ［10＋ 4/60.8％］●
島根県 9人(－5) ［ 8＋ 1/60％］
山口県 41人(＋16)［19＋22/61.1％］●※
徳島県 17人(－18)［ 5＋12/54.8％］※
香川県 27人(－10)［17＋10/61.3％］
愛媛県 44人(＋2) ［22＋22/60.2％］
高知県 16人(－8) ［ 7＋ 9/61.5％］※
福岡県 71人(＋3) ［34＋37/56.3％］※
佐賀県 17人(＋2) ［ 9＋ 8/51.5％］
長崎県 33人(＋6) ［19＋14/75％］●
熊本県 39人(＋6) ［21＋18/61.9％］●
大分県 25人(＋1) ［11＋14/64.1％］※
宮崎県 16人(－10)［10＋ 6/43.2％］
鹿児島県 38人(＋2) ［26＋12/63.3％］
沖縄県 11人(＋1) ［ 8＋ 3/26.8％］
●前年総数の高齢者交通事故死者数を上回る県
※下半期の高齢者交通事故死者数が上半期を上回る県
【ワースト3】年間［上半期/下半期］
＜総数＞
1位：94人 愛知県(－5) ［46人 愛知県(－2)/48人 愛知県(－3)］
2位：88人 埼玉県(＋10) ［45人 埼玉県(＋2)/43人 埼玉県(＋8)］
3位：75人 兵庫県(＋7) ［37人 静岡県(－6)/40人 北海道(－5)］
＜増減数＞
1位：＋21 栃木県 (60人)［＋14 鹿児島県(26人)/＋19 茨城県(38人)］
2位：＋17 神奈川県(62人)［＋13 神奈川県(36人)/＋13 栃木県(30人)・山口県(22人)］
3位：＋16 山口県 (41人)［＋ 8 山形県(14人)・栃木県(30人)/＋10 兵庫県(39人)・岡山県(26人)］
＜高齢者率＞
1位：長崎県(75％) ［長崎県(82.6％)/京都府(73.3％)］
2位：栃木県(71.4％)［鹿児島県(72.2％)/富山県(72.2％)］
3位：奈良県(69.7％)［山形県(70％)/栃木県(68.2％)］
