秋の有田写真コンテスト 優秀賞に小川さん(佐世保) ダムの朝もやの風景を撮影

 佐賀県有田町の風景をテーマにした「第8回秋の有田写真コンテスト」で長崎県佐世保市から「秋の有田」部門で小川美喜雄さん(68)=大和町=が優秀賞、「薪窯めぐり」部門で北村孝さん(81)=権常寺1丁目=が薪窯めぐり賞を受賞した。

 紅葉が美しい街並みや焼き物の町の風情を広くPRしようと有田観光協会が毎年開いている。▽秋の有田▽薪窯めぐり▽有田×サンタ-の3部門で、秋の有田陶磁器まつり(11月)の期間中に撮影された作品を募集。佐賀、長崎、福岡3県から57点の応募があった。

 小川さんの「寒い朝」は、竜門ダムの朝もやの風景を撮影。審査員から「朝もやだけではなく、モミジ、竜門ならではの岩肌を入れた構図で、有田らしさを表現している」。薪窯炊きの風景を切り取った北村さんの「焼成点火」は「薪、炎、窯職人と、必要な要素がバランスよく配置されている」とそれぞれ高い評価を受けた。

 小川さんは「偶然遭遇した『これだ』と思った瞬間。来年こそは最優秀賞を取りたい」、北村さんは「人が見てハッとする作品にしたかった。運良く賞をもらいうれしい」と喜んだ。佐世保市からはこのほか、長谷川裕二さん(折橋町)と緒方源太さん(権常寺1丁目)が入賞した。

 すべての応募作品を展示する写真展は「伝統文化の交流プラザ 有田館」(有田町)で来年1月14日まで開かれている。

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