通行負担減に期待「八木沢トンネル」 急カーブや凍結など難所

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 相双と県北両地域を結ぶ県道原町川俣線の八木沢トンネルが来年3月中にも開通する見通しが明らかになった14日、南相馬、飯舘両市村の関係者や道路利用者からは、地域の復興加速や利用者の負担軽減への期待の声が上がった。

 同県道は、浜通りを縦断する国道6号が震災と原発事故によって不通となった際、支援物資の運搬や緊急車両の通行など、相双地域と他地域をつなぐ「命の道」と呼ばれた。ただ八木沢峠は急勾配や急カーブに加え、冬季の積雪や凍結など交通の難所とされ、交通事故の懸念も大きかった。

 仕事で同県道を利用するという南相馬市原町区の自営業、男性(33)は「冬季は道路が凍っていて、福島市に行くのを何度かためらったことがある」と振り返り「トンネルの開通で安全で楽に運転ができる」と喜んだ。

 八木沢トンネルの早期開通により、相双地域の復興や住民の帰還促進などの加速が期待される。原町商工会議所の高橋隆助会頭は「来年6月の全国植樹祭前に開通することは大変喜ばしい。地域経済の活性化など、相双地方の復興創生期に大きな役割を果たす」と期待を込めた。

 早期開通の見通しが立ったことについて、桜井勝延南相馬市長は「安全で円滑な人・モノの流通に大きく寄与し、復興が大きく加速することを期待する」、菅野典雄飯舘村長は「開通で直線が続くため、精神的な安心感にもつながるはずだ」とコメントした。

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