長崎県内にインフルエンザ流行注意報 県「早めの受診を」

 長崎県は14日、インフルエンザの流行注意報を発表した。今後、さらに流行拡大が予想されるとして、高熱や頭痛、倦怠(けんたい)感などの症状がでた場合は「早めに医療機関の受診を」と呼び掛けている。

 県医療政策課によると、注意報は県内70の医療機関を対象にした県の定点調査で1施設当たりの1週間平均患者数が10人を超えた場合に発令。4~10日の患者数は736人で、1医療機関平均10・51人となり、注意報レベルを上回った。

 患者のうち、0~9歳が約5割、10~14歳が約3割を占めた。保健所別では、県北が施設当たり44・5人で最多。対馬(26・33)、五島(15)と続いた。

 小中学校で感染が広がっており、県は外出後の手洗い、うがいの徹底を喚起している。

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