【創業100周年記念!お菓子のいわした特別企画 第二弾】~100年の歴史を守る。29歳4代目店主の今とこれからに迫る~

みなさんこんにちは。

手洗い洗車が厳しい季節になってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

”くっすー。”です。

 

前回第一弾は、”お菓子のいわした”さんと四代目店主の岩下武士(むさし)さんの

原点についてお話を聴かせていただきました。

そして今回第二弾は、四代目店主岩下武士さんのこだわりやポリシーについて、ぐいぐい聞いてみましたよ!

 


平均年齢は◯◯歳!?


お店で働いているスタッフさんを見ると、若い女性ばかり。

最近四十肩なのか(いや、違うはず!)、肩の痛みに悩まされるくっすー。は
羨ましいまなざしで店内を見回し、岩下さんに質問してみました。

 

 

「みなさん若い方が多いですね。」

 

 

「はい。スタッフは今7人いるんですが、平均年齢は24歳なんです。」

 

 

はえー。若い!!

 

 

お菓子のいわしたさんは、店内に入ると元気な声で『いらっしゃいませ!』と出迎えてくれます。

それだけでいい気分♪

 

「一緒に働くスタッフを採用するにあたり、まずは元気のいい人。そして誰とでも仲良く

コミュニケーションをとれて素直でまじめな人であることを条件としています。」

 

簡単なようで難しい条件の中から選ばれた、まさに“神7”ですね!

さらに岩下さんの採用活動にはこだわりがあり、

 

新しくスタッフを採用する際には、現在働いているスタッフに

「次に入る人はこんな感じの人だけどどう?」といった感じで必ず相談をするとのこと!

 

新しい人が入ってくるとなると、スタッフも不安になりがちですが、これなら新しい人が入ってきてもお互いに不安なく仕事ができますね。

しかし、何といっても女性ばかりの職場。色々と大変なのではないでしょうか..?

と、くっすー。やんわり聞いてみました。

 

 

「スタッフ間のコミュニケーションで気をつけていることはありますか?」

 

 

「上下関係が生まれないように気をつけています。一番長く働いている人で5年働いている人がいるんですが、その人を含めて上下関係はありません。お互いが自分の仕事を責任もって作業する。”お願いします”などのあいさつも大事にしています。」

 

すばらしい!!

店内ではスタッフさん同士の笑顔が見え、みなさん楽しそう。スタッフ間が本当に仲が良いのがわかります。

 


こだわり尽くされた店内


【デザート専用格納庫】を体内に隠し持っているくっすー。は、

 

「スタッフさんも素敵な方ばかりですが、やはり商品がどれもかわいらしいですねー。

どなたが考えられているんですか?」

 

「全て自分が考えています。レシピから商品名まで全て。」

 

 

このかわいいぶたちゃんも、とりさんも、

 

 

おいしそうなケーキたちも!!

全て岩下さん考案とのこと。

 

「ケーキ作りのベースは、6年間修業した【sweets village Ange Coco】です。

自分はそこでしか修業をしていないので。」

 

この6年間があるからこそ、今の”お菓子のいわした”があるのですね。さらに店内を見渡せば、素敵な装飾。

これも岩下さんが考えているのでしょうか?

「店内の装飾に関しては、全てうちの奥さんがやってくれています。」

 

何と、この素敵な装飾は岩下さんの奥様が考えて飾り付けをしているそうです。

 

「季節ごとに装飾を替え、お客様を視覚的にも飽きさせないようにしています。このトナカイも手作りなんですよ。笑」

 

「えっ?このトナカイ?手作り?」

 

「はい、もともとは電飾のついたトナカイだったんですけど、ちょっと見た目が劣化してきたので、ツルを巻いてアレンジしました。」

さらに、そこに飾られた絵。

 

「これも自分たちで描いています。」

 

 

嘘でしょ?!これも手作り?もう何でも手作り!!凄すぎるww

 

焼き菓子コーナーも、見やすくお菓子が並べられています。

 

「目的別売り場を意識して配置しています。やはり時代の流れがそうだと感じたからです。自分の目指すお店は“堅苦しくない品のあるお店”です。店内の装飾をみて季節の移り変わりを感じてもらいたいと思っています。」

 

目立つ場所には、あの【こやらし柑】が置かれていました。

くっすー。はこやらし柑を入れている箱に目がいき、

 

「岩下さん、これは?」

 

「あぁ、これは昔使っていたお菓子入れをそのまま使っています。木の箱は、お菓子を入れておくのにとても適しているんです。」

 

 「そこのはかりも昔使っていたものを、飾っています。」

 

新しいお菓子の中にも、昔の良いところがさりげなく置かれている店内。

ここではお菓子だけではなく、店内の装飾も1年中楽しめますね!

 


スタッフが自分の夢を叶えてくれる


そんな素敵なお菓子屋さんですが、冒頭でもお話しした通り若い女性のスタッフさんばかり。

その中で5年間働いているという”平八重(ひらやえ)智美”さんにお話を伺ってみました。

 

平八重さんは西海市大島町在住とのこと。

どのようなきっかけで、こちらで働くようになったのでしょうか?

 

 「きっかけは、職場体験です。もともと小さい頃からパテシエを夢にしていたので、専門学校に行きました。そこの職場体験でここに来たんです。」

 

さらに岩下さん、「そのときに自分が『ここに来る?』と声をかけたんです」だそうです。

 

平八重さんは小さいときに親戚の人とお菓子作りをして、それが楽しくてパテシエになろうとおもったそうです。

 

小さい頃の夢を叶えるなんて、素敵ですよね。

現在はどのような作業をしているのでしょうか。

 

「主な仕事はケーキ作りですが、自分の担当としては絵を描いています。」

 

ケーキ作りで絵?どういうことでしょうか?

 

「ケーキに絵を描くんです。」

あぁ!最近よく見るアレですね。あの絵はきちんと手で描かれてるんですねー!

絵心がマイナスレベルのくっすー。は尊敬しかありません。

 

岩下さんの話によると、

 

「もともとは自分が描いていたんですけど、彼女の方が上手かったので今はすべて彼女に任せています。あの入口の絵も黒板も彼女が描いてるんですよ。本当に彼女には感謝しています自分がここに来てから、今までもこれからも大事な存在ですね。」

 

さらに岩下さんは、

「スタッフのみんなには、自分の夢のお手伝いをしてもらってるんです。」

 

---------『自分の夢のお手伝いをしてもらっている』

 

明言いただきました!!

 

そんな素敵な職場で働く平八重さんにとって、”お菓子のいわした”とは、

どういう場所なのでしょうか?

 

「癒しですね。自分が好きなお菓子作りのできる、素敵な環境です。」

 

職場が癒し。

そう言える現代人が存在するとは・・・。

終始みなさんのキラキラした表情と強い想いに、涙が出そうになるくっすー。でした。

 


おまけ:くっすー。のおすすめ 〜本日のスイーツ〜


みなさんの”お菓子のいわした”に対する想いで、お腹いっぱいになったとはいえ、

くっすー。の【デザート専用格納庫】は、年中無休です。

今回は”いわしたの生ロール”をいただきます!!

 

この生ロールは、二代目店主岩下豊さんに代替わり後に作りだされたものですが、

四代目店主の武士さんに替わってから、クリームを改良したそうです。

 

それでは早速。

いただきまーす!

 

 

 おいしい、おいしい、おいしい。

外の生地はふわふわ、中のクリームはクリームというよりもまさに牛のお乳そのもの!

岩下さん、牛さんありがとう!

 

 第二弾の今回は、四代目店主の岩下武士さんの

お店に対するこだわりやポリシー、素敵なスタッフさんについてお話を伺いました。

次回は岩下武士さんが四代目になってからの気づきや、

自分の中で変わったことについてじっくりお話を聞かせていただきたいと思います!

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