紙芝居で深める宮沢賢治の世界 平塚

 紙芝居文化や、そのぬくもりを伝える市民団体「心をつなぐ紙芝居の会」が16日、平塚市美術館(同市西八幡)で、宮沢賢治をテーマにした紙芝居の上演や講演を行う。入場無料。

 賢治の実弟の孫に当たる宮沢和樹氏が講師を務め、「祖父に聞いた賢治さんと堀尾のおじさん」と題して講演。賢治の研究家で教育紙芝居の父として知られる堀尾青史氏にもスポットを当てて話をする。

 また、堀尾氏脚本による賢治の紙芝居を同会メンバーが上演。担当者は「『キツネノゲントウ』や『貝の火』は希少価値の高い作品。賢治のファンは多いと思うが、紙芝居を通しても作品に触れてほしい。宮沢さんならではのエピソードも聞けるはず」と参加を呼び掛けている。

 午前10時半〜午後4時。問い合わせは、同会代表の佐藤さん電話0463(33)8468。

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