最終ライン、中盤では若返りが進みつつあるが、レアル・マドリードの前線は今も変わっていない。中心はクリスティアーノ・ロナウドとカリム・ベンゼマの2人で、先日のクラブワールドカップのアル・ジャジーラ戦ではBBCの残る1人ガレス・ベイルも復帰を果たした。今後は前線にBBCの3枚を並べるケースが増えてくるかもしれない。
そんなBBC中心のレアルに、サッカー界のレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏は納得していないようだ。というのも、同氏はレアルのフロレンティーノ・ペレス会長に獲得を勧めていたお気に入りの選手がいたからだ。
スペイン『as』によると、それは現在パリ・サンジェルマンでプレイするFWキリアム・ムバッペだ。ムバッペはレアル移籍の話題もあったが、結局は今夏PSG行きを選択。フランス国内でさらなる成長を目指すこととなった。
マラドーナ氏はムバッペのことをサッカー界の新たな才能と捉えているようで、レアルには獲得に本腰を入れてほしかったことを明かしている。
「ムバッペは多くのフットボーラーを超える存在になると思う。なぜマドリーは彼を獲得しなかったのか?私はフロレンティーノに彼を獲得すべきと言ったんだ。ただ彼は、我々にはクリスティアーノがいるからねと言ったんだ」
レアルは今夏にアルバロ・モラタをチェルシーに放出するなど、前線に関しては若返りできていない。まだ19歳のムバッペを獲得していれば世代交代を加速させただろうが、今夏マラドーナ氏の願いが聞き入れられることはなかった。