息合わせ餅つき交流 佐世保特支校とRC、陸自など

 佐世保市島瀬町の島瀬公園で17日、県立佐世保特別支援学校(西岡哲男校長)の高等部の生徒約40人が餅つきを体験した。陸上自衛隊の隊員や、奉仕活動団体の佐世保市祇園緑の少年団(小林政幸団長)などが協力し、交流を深めた。

 佐世保中央ロータリークラブ(岩政孝会長)の奉仕プロジェクトの一環。参加者同士がふれ合い、相互理解を深めようと企画した。

 約100人が参加。もち米約10キロを使い「よいしょ、よいしょ」と元気な掛け声に合わせて餅つきを楽しんだ。参加者は、つきたての餅をおいしそうに頬張っていた。

 岩政会長は「自衛隊や米軍基地の存在は佐世保ならでは。触れ合って思い出をつくり、自分の町に誇りをもってもらいたい」と話した。同校高等部3年の山中幸雄さん(18)は「餅つきはとても楽しかった」と笑顔で話した。

 同校生徒による和太鼓やダンスの披露、県立佐世保北高吹奏楽部による演奏もあった。

餅つきを楽しむ生徒ら=佐世保市、島瀬公園

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