カカーが赤ではなく青を纏う可能性もあった!? 代理人「当時のミランはリバウド、ルイ・コスタがいたからね」

ミランで活躍した若き日のカカー photo/Getty Images

2007年にはバロンドールも獲得し、ミランやレアル・マドリードで活躍した元ブラジル代表MFカカーの伝説がスタートしたのは2003年あたりからだ。2002日韓ワールドカップ制覇を経験し、2003年にブラジルのサンパウロからミランに移籍。欧州でのチャレンジがスタートした。

移籍先にミランを選んだのは正解で、カルロ・アンチェロッティの下で数々の成功を経験。一気にワールドクラスの選手と認められるようになった。

しかし伊『Tuttomercato』によると、代理人を務めてきたガエターノ・パオリッロ氏はミランではなくインテル移籍の可能性もあったと当時を振り返っている。カカーは当初からミランでプレイしたいとの希望を抱いていたそうだが、当時のミランは今と比べ物にならないほど豪華な陣容を揃えている。ミラン側もカカーが通用するのか疑問視しているところがあったようだ。

「カカーはミランへ行きたいとの気持ちがあり、他の選択には興味を示さなかった。彼はミランのユニフォームを着ることを望んでいたが、当時のミランはカカーに確信を持っていなかった。リバウドも獲得し、ルイ・コスタにも多額の資金を投じていたしね。そこで私はインテルと話をすることにしたんだ。カカーがインテルとサインする可能性もあった。しかしインテルのブランカらと話し、4-4-2のシステムでカカーの居場所を見つけるのは難しいとの考えになったんだ」

その後インテルはカカーの加わったミランに後悔させられることになるのだが、カカーが青いユニフォームを身につけていた可能性も0ではなかったようだ。

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