教室内で盗撮、被害児童延べ25人以上 元教頭の男性教諭免職 長崎

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 長崎市立小学校の男性教諭(61)が教室で個別指導中などに女子児童のスカート内を盗撮した問題で、県教委は22日、被害者は延べ25人以上いることを明らかにした。この教諭を同日付で懲戒免職処分にした。

 同日会見した県教委によると、教諭は「タブレット端末の撮影機能を使えば盗撮できると思い付いた。性的な欲望を抑えることができなかった」と話している。

 問題が発覚した11月、市教委が長崎署に相談したが、教室が県迷惑行為等防止条例でみだらな行為を禁じる「公共空間」にみなされないとして「(逮捕など)立件できない」と言われたという。これを踏まえ県教委は、教室が対象に含まれるよう「条例改正はあってしかるべきだ」との認識を示した。県警は条例改正する方針。

 県教委などによると、教諭は5月以降、少なくとも7回にわたり小学2年の男女ら25人以上を盗撮した。主に休み時間に九九で個別指導できる環境を悪用。机を向かい合わせに置き、自身の机の下にタブレットを固定していた。

 このうち一部は、障害のある児童も含む通級指導教室の授業だった。教諭は7回とは別に「3件の(盗撮)動画を削除した」と話している。

 この問題で児童20人が個別にカウンセリングを受けた。

 教諭は1997年から2009年まで計4校で教頭を務めた。自らの希望で教諭に降任し、16年3月に退職、同4月から再任用されていた。教頭時代などにわいせつな行為があったかは「確認できていない」(県教委)。

 管理監督責任を問い、女性校長(57)も戒告とした。県教委によると本年度の教員の懲戒処分はこれで7人となった。このうち3人を教頭が占め、窃盗や女性教職員へのセクハラなどで免職や停職となった。

教諭の不祥事を謝罪する県教委関係者ら=県庁

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