限られたトップ選手のみが手にすることができる自身のシグニチャーモデル。新たに、セルヒオ・ラモスをフィーチャーしたスパイクがNikeから登場した。
Nike Tiempo Legend VII 'Corazón y Sangre'
ラモスが普段から愛用している『ティエンポ レジェンド VII』といえば、過去にロナウジーニョやフランチェコ・トッティ、アンドレア・ピルロらのシグニチャーモデルも登場したスパイク。
『Corazón y Sangre』(心臓と血)と名付けられ、精巧に作られたこのスパイクは、セルヒオ・ラモスの価値観やルーツを表現するものとなっている。
スペインで愛されるアンダルシアンと呼ばれる白馬にちなみ、レザーの色はパール。
後足部とソックライナーに見られる新しい“SR4”のロゴもスペインの戦馬にちなみ、特にRの文字には馬蹄のデザインを組み込んでいる。
スペインと地元アンダルシア地方への思いは、シューレースの先のアグレットにも。
それぞれの旗が、彼の二人の息子、セルヒオJrとマルコの名前の横に記されている。
ラモスにとってフットボール以外でもう一つ大事なものは家族。“Familia”の文字がそれぞれのスパイクの側面に刻まれ、シュータンにはラモスと、彼と長く交際を続ける(ピラール)ルビオを意味する“Rn’R”が記された。
クレストは心臓の形をしており、血が押し出される事実をキュビズム的な解釈で表現されている。右側の血管の部分には“Noventa y Ramos”(90分+ラモス)、“90+”の文字。これは、ラモスがキャリアの歴史に残るようなゴールをゲーム最終盤に決めてきたことから、彼につけられた別名ともなっているものだ。
スパイク内部の土踏まず側には、“hambre, carácter, passion”(貪欲、人格、情熱)の言葉を付け加えられている。キャプテンとして、そして選手として後に残したい価値観を表現する言葉だという。
ブーツにあしらわれた金色は、クラブと代表チームでの成功を表したものだ。
ゴールドからソールプレートに向かって血のような赤に遷移させることで、“Corazón y Sangre”のストーリーがまとめられている。
トレーニングでの着用もスタートしたこの『ティエンポ レジェンド VII FG Corazón y Sangre』。
本日23日に行われる大一番、レアル・マドリー対バルセロナのエル・クラシコが初陣となるかもしれない。
なお、限定100足とされる日本での販売はすでに完売状態のようだ。