メクル 第236号 <いざ現場へ ジュニア特派員> 飼育員に挑戦だ! 長崎ペンギン水族館

 生きものを育てる仕事って、どんな苦労ややりがいがあるんだろう。生きものが大好きなジュニア特派員(とくは)たちが、長崎市宿町の長崎ペンギン水族館で飼育(しいく)員に挑戦(ちょうせん)しました。(嶋田嘉子 しまだよしこ)

◎今回の特派員

 田賀農佳那(たがのかな)記者(11)=諫早(いさはや)市立喜々津(ききつ)小6年= 好きな海の生きもの・イルカ
 松岡元気(まつおかげんき)記者(10)=南島原市立野田小4年= 好きな海の生きもの・タイマイ
 松岡太陽(たいよう)記者(9)=南島原市立野田小3年、元気記者の弟= 好きな海の生きもの・アンモナイト
 脇山爽花(わきやまそよか)記者(12)=長崎市立大園小6年= 好きな海の生きもの・コガタペンギン

◎教えてくれた人

 飼育員・田崎智(たさきさとし)さん(33)

(前列右から)田賀農記者、松岡元気記者、松岡太陽記者、脇山記者。後列は田崎智さん

◎バックヤード見学

 ふだん見ている水槽(すいそう)の裏(うら)側へ! 飼育員の人たちは、いろいろな角度から生きものを観察して、体調の変化などを気をつけているそうです。冷凍庫(れいとうこ)の中に入ったり、ダイバーのスーツをさわらせてもらったり。水をきれいにする仕組みも教わりました。

◎アジを切り分け

 ペンギンとウミガメにあげるえさの準備(じゅんび)をしました。えさは、長崎で水あげされたアジ。水族館では冷凍ブロックで仕入れ、保管(ほかん)しています。のどにひっかからないように、とげとげしている部分を切り分けました。

◎えさやり体験

 アジを食べてもらいました。バケツを見たとたん、ペンギンたちが、トコトコとうれしそうに近よってきました。

◎ゴシゴシ お掃除

 ペンギン飼育ゾーンで、掃除を体験しました。デッキブラシとホースを使って、ふんやおしっこのあとをゴシゴシきれいにみがきました。

◎感想

 ▽田賀農記者 ペンギンの部屋に扇風機(せんぷうき)があって、風で蚊(か)を近よらせないようにしていると知りました。おとなしそうなペンギンもえさを見ると、けんかみたいになっておどろきました。

 ▽松岡元気記者 世界には18種類のペンギンがいて、日本で飼(か)えるのは11種類、長崎に9種類いると教わりました。自分で切ったえさをおいしそうに食べてくれてうれしかったです。

 ▽松岡太陽記者 えさやりや掃除ができてよかったです。ふんのよごれは、なかなかとれないものもあって大変でした。水族館でデビューする前の魚も見ることができました。

 ▽脇山記者 初めてペンギンにさわりました。ペンギンの卵(たまご)を食べる国があると聞いておどろきました。飼育員の仕事を体験してみて、力仕事で、簡単(かんたん)ではないと思いました。

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