古河ユニック、大型トラック向け「搭載型クレーン」モデルチェンジ

 古河機械金属は13日、中核事業会社の古河ユニックが、大型トラック向けのトラック搭載型クレーン「ユニッククレーン」をフルモデルチェンジし、同日から販売を開始したと発表した。すでにモデルチェンジを実施した中型・小型トラック向けに続き、大型トラック向けもフルモデルチェンジしたことで小型(2トン車クラス)から大型(10トン車クラス)まで最新モデルのラインアップがそろった。

 最新モデル「G―FORCEシリーズ」は、「安心性能の追求」をコンセプトに、過負荷によるクレーンの折損や転倒事故を予防するデジタル式荷重計を全機種に標準装備し、簡単かつ正確な吊り荷重の見える化を実現するなど基本性能をグレードアップしている。

 また、正確な吊り荷重表示と操作性を格段に高めた新型「液晶ラジコンJOY」を装備したスタンダード仕様だけでなく、安全装置をパッケージ化したスマートセイフティ仕様など安心性能を追求した高機能モデルも充実させている。

 環境性能においても従来の「エコポンプ・システム」を進化させた「スマート・エコシステム」を搭載したエコ仕様だけでなく、ウインチの作動音を低減できる「サイレント・エコウインチ」などの新機能を搭載したエコクレーンの最上位モデルも用意し、エンジン負荷の低減と低燃料・低排出ガス・低騒音化を実現できる。

 標準価格(税別)は375万円~716万円(シャーシを除く、仕様により異なる)。

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