日新製鋼ギャラリーで「越後与板の打刃物」展 1月4日から

 日新製鋼は来年1月4日から、東京・有楽町の日新製鋼ギャラリーで「越後与板の打刃物~大工道具鍛冶の仕事」展を開催する。400年余の伝統ある打刃物づくりが地場産業として発展し、戦後の復興期には「越後与板は金物どころ/槌の音から夜が明ける」と唄われた与板の打刃物を、さまざまな角度から紹介する。

 与板は新潟県長岡市の北部、ほぼ県の中央に位置する古い歴史の町。戦国時代には直江氏、江戸時代には牧野氏、井伊氏が城を築いたことでも知られる。現在でも抜群の切れ味を誇る大工道具が全国の名棟梁を支え、オーダーメードでどんな変わり刃物でもつくる工房や、海外のバイオリン・マスターからも愛用される製品が与板から生まれている。

 ギャラリーでは与板の打刃物や珍しい大工道具を展示し、製法のパネル展示や動画上映も行う。初心者向け本格大工道具「TANTON」も紹介する。

 展示は4月13日にかけて午前9時から午後6時まで(祝祭日を除く)。入場は無料。

© 株式会社鉄鋼新聞社