IHIインフラシステム、印ムンバイ湾の横断橋を受注 同国初の鋼床版箱桁を製作

 IHIは27日、子会社のIHIインフラシステム(本社・堺市、社長・川上剛司氏)がインド・ムンバイ湾の横断道路橋建設を受注したと発表した。インド初の採用となる重防食塗装の鋼床版箱桁を製作・輸送を担当する。

 同事業は、総工費3千億円をかけムンバイ中心部から湾を挟んだナビムンバイ市にまたがる総延長22キロメートルの海上道路を建設するプロジェクトの一環。IHIインフラシステムは印ゼネコン最大手のL&Tと共同で、3パッケージのうちの1つにあたる10キロ分の橋梁建設を担う。2022年7月に完成する予定。

 同事業は日本政府が円借款で支援しており、26日には印現地で石井啓一国土交通大臣や川上社長が出席した調印式が行われた。

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