日本冶金工業、川崎熱延火災で保険差益、15億円計上

 日本冶金工業は27日、17年4~12月期連結決算で特別利益(保険差益)14億8600万円を計上すると発表した。5月14日に発生した川崎製造所熱延工場の火災事故に関して、保険会社から火災保険金の支払額の提示を受けた。提示額から焼損した資産の帳簿価額を控除した金額を保険差益として特別利益に計上する。

 4~9月期連結決算における火災影響は営業損失40億円、特別損失7億円。これを織り込んだ今通期連結業績予想は純利益12億円としていた。保険差益の計上により税引前当期利益で14億8600万円の増益効果が見込まれる。

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