「80歳でも行くぜ!」ブッフォン、代表への熱い思いを吐露

『Der Spiegel』は29日、イタリア代表GKジャンルイージ・ブッフォンのインタビューを掲載した。

来月40歳の大台を迎えるブッフォン。しかし、最後の花舞台と思われた2018年ワールドカップは予選で敗退し、出場を逃すことに。

今季限りで現役をも離れると考えられている彼は以下のように話し、引退してもユヴェントスとイタリアの兵士であると語ったという。

ジャンルイージ・ブッフォン 「自分は、ユヴェントスとイタリア代表に従軍する兵士のようなものだと感じているよ。

おそらく、私は引退するだろう。しかし、いつでもユヴェントスとアッズーリの兵士であり続ける。

40歳にもなれば、他の人々に席を空けなければならない。他人の成長を妨げようとする人よりも、そのことはよくわかっているつもりだ。

そうしたくはないのだが、もしゴールキーパーが必要ならばいつでも呼んでくれていいんだ。

いつだってその呼びかけに応えるだろう。たとえ80歳になっていてもね!

ワールドカップに出場できなかったのは残念だ。これは人生の最後まで後悔することになるだろうね。とりわけ、子どもたちからこのような興奮できるイベントを奪ってしまったことに。

私をイライラさせるのは、仲間とともにプレーできないことだよ。10年以上サッカーの楽しみを分け合ってきた者たちとね。

アンドレア・バルザーリやダニエレ・デ・ロッシのような仲間と、また感情を共有できれば素晴らしいことだっただろうね。

しかし、失望したとは言えね。カーディフでも残念なことがあったけど。それが自分のキャリアを判断することにはならないよ。これまでやってきたことには満足している」

【次ページ】「闘志はあるが、選手がいない」

ジャンルイージ・ブッフォン 「イタリア代表は、常に失敗を乗り越える能力を見せてきた。南アフリカのひどいW杯の後も。EURO2012の決勝で敗れた後も。

2014年ワールドカップは、もう一つの悪い記憶だ。しかし2年後には、ドイツとPK戦まで行ったんだ。

我々のDNAは変わらない。闘志を持っている。しかし、タレントがいなければ十分ではない。

イタリアがこのところ欠いていたのは、最高レベルの選手だ。

数年前までは、アンドレア・ピルロ、ロベルト・バッジョ、フランチェスコ・トッティ、アレッサンドロ・デル・ピエロ…世界的なタレントがいた」

(君はパルマからユヴェントスに移籍した)

「ユヴェントスの強さの秘訣は、価値を伝えるという点にある。それはオーナーシップからくるものだよ。アニェッリ一家は、仕事、人生、そしてスポーツの哲学を持っている。

最初の数ヶ月は素晴らしいものだったよ。2001年だね。パルマからやってきてからしばらくは、まるで他の世界で生きているかのようだった。

全てが最大のプロフェッショナリズムを持って行われ、全員に最大限の成長をもたらす」

(GKとして、ライバルのノイアーをどう思う?)

「彼は最高レベルのゴールキーパーだよ。足でボールを持ってもね。彼のプレーは傑出しているし、優れた運動能力がある。

何年も言ってきたけど、彼は世界最高の選手の一人だよ。たとえベストではないとしてもね」

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