誰がここまでのブレイクを予想しただろうか。リヴァプールFWモハメド・サラーが止まらない。
30日に行われたレスター・シティ戦でもサラーは2得点を記録し、チームを2-1の勝利に導いた。何でも左足1本でこなしてしまう技術の高さ、スピードは見事だ。英『Daily Mail』によると、その凄さからサラーはバルセロナFWリオネル・メッシと比較されるところまできてしまったようだ。
かつてアーセナルなどで活躍したイアン・ライト氏は、「彼はメッシを思わせるところがある。プレイスタイルなどはメッシのような雰囲気だ」と評価しており、右サイドからカットインしてゴールを決めてくるエジプト代表FWの能力に驚いている。
興味深いのは、サラーがスピード自慢の選手でありながら相手を背負ってボールを受けることも得意としていることだ。この試合の2点目の場面でも、自身より体の大きいレスターDFハリー・マグワイアに寄せられながらもボールをしっかりキープし、くるりと反転して突破している。スピードスターは背後からタイトに寄せられることを嫌う傾向にあるが、サラーはこうしたプレイを苦にしていない。これもプレミアリーグで活躍できている理由なのだろう。
メッシ風とまで表現されるサラーの勢いはどこまで続くのか。2018年にはロシアワールドカップもあり、サラーが来年の主役になるかもしれない。