年末年始恒例のプレイバック企画!
今回は4月1日のエイプリルフールで掲載した「ウソつき!傑作フェイクニュース9選」。トランプも激おこですよ。
エイプリルフールである。ウソをつきたい。しかし我々はニュースサイトである。いきなり前触れもなく唐突にウソを入れると大変である。時々ミスはあるが。そして炎上させたいなら別だが。
Qolyならそれでも大丈夫?そうかもしれないが、色々問題があるのだ。おもにセンスの問題とか。
ということで、世界で最もサッカーにおけるウソ記事のセンスが良い『Football France』より、編集部選のベスト9をご紹介しよう。
ちなみにこの『Football France』、あまりにも良く出来ていたからなのか、エマニュエル・アデバヨールの記事が本物だと思われて世界中に拡散され、選手がとばっちりを受けたことがある。
FIFA会長、2016年ワールドカップは144チームで行うことを発表
FIFA会長のジャンニ・インファンティーノ氏は、Football Franceのインタビューに対して以下のように話したという。
ジャンニ・インファンティーノ(FIFA会長)
「現在ワールドカップは32チームだ。しかし、私のビジョンでは144カ国が競争を行うものになる。
最初はコイントスでそのうち下位の128チームを64チームに絞る。そして第2ラウンドは5対5の試合を50分で行い、32チームとなる。
そしてFIFAシリーズやウイニングイレブンやテトリスなどeスポーツで対戦して16チームとし、次は上位16チームとグループリーグだ。
これが世界144カ国が地球上最大のスポーツイベントに参加できる非常にシンプルなシステムだ」
ピーター・クラウチ、16年続けたハンガーストライキを止める
これは世界のサッカーにおいて大きな事件だ。ピーター・クラウチがついに食事をする。
2000年からの17年で、2メートル3センチの彼は48kgもの体重を失った。一切の食べ物を摂取してこなかったからだ。16歳の時は92kgだったのに!
妻のアビー・クランシーは、クラウチが再び食事をするという決断に救われたという。
記者会見で食事をすると発表したクラウチは、その後にすぐにマクドナルドへと立ち寄った。多くのカメラの前で、彼は3つのマックトーストとフィレオフィッシュ、キャラメルサンデーを注文した。
マックトーストを頬張った時、彼の頬に涙が伝い落ちた。そして、魔法がかかったように、人々が拍手を送り始めた。
目撃者
「これは最も重要な瞬間だ。僕の人生の中で最も強烈な体験だ。娘が生まれたときにも感じなかったほどの。歴史に残る瞬間を目撃した」
なお、ピーター・クラウチはそれから6時間で2kg体重を戻したという。
フランス代表ディディエ・デシャン監督、シュナイデルランの招集を拒否する
サウサンプトンで活躍したモルガン・シュナイデルランはフランス代表で不可欠な存在となり、ディディエ・デシャンによってフランス代表に選出された。
しかし、デシャン監督は選手発表の記者会見でうんざりしてしまったようだ。あまりにも困難な発音、噛んだ時に起こる笑いに。そして論理的な選択をした。「もうシュナイデルランは招集しない」。
主将のウーゴ・ロリスはTF1のインタビューで以下のように話した。
ウーゴ・ロリス
「ジャーナリストの嘲笑はデシャン監督を傷つけている。彼は僕に言ったんだ。
『もうシュナイデルランの名前を読むことに疲れてしまった』と。
解決方法は二つだ。もう彼を呼ばない選択肢もあった。しかし、彼はシュナイデルランを『ピエール・デュポン』と呼ぶことにした」
なお、シュナイデルランはこの提案を受け入れ、招集されるためなら名前を変えても良いと答えたという。
モルガン・シュナイデルラン
「分かっているだろう?僕はサッカー選手だし、監督の声に耳を傾けなければならない。前でプレーしろと言われれば、FWもやる。
デシャンは名前を『ピエール・デュポンにしてくれ』と言った。3ポイントを獲るためなら、デュポンであろうが、パスカル・デュランであろうが構わない」
FIFA、「ツーポイントライン」ルールを導入
FIFAは、ゴールから28メートル離れた位置に円状のラインを引き、その外から決まったシュートは2点に換算することを発表した。
国際サッカー評議会で副局長を務めるドナルド・トランプ氏は以下のように説明した。
ドナルド・トランプ
「ヒヨコが遊んでいるような今のサッカーでは、守備がゴール前に密集するような試合が時にある。
遠くからのシュートを魅力的なものにするために、ツーポイントシュートラインを設置することに決めた!
バスケットボールのように、選手はこのラインよりも遠い位置からシュートを決めれば、2点として扱うのだ。
リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドらの10年以上に及ぶ貢献には感謝する。しかし、後継者を見つける時間が来た!
このルールは、スティフィン・カリー(3ポイントの名手であるバスケ選手)のような正確なシュートを放てる選手を見つけることの助けになる。そうなれば、私は幸せだ。
さらにセンターサークル付近やハーフウェーにスリーポイントシュートラインを加えることになるかもしれんな」
アブ・ディアビ、臓器提供を断られる
マルセイユのMFアブ・ディアビは、死亡した場合臓器を医療に提供する方針を明らかにした。
しかし、医療機関はディアビの発表に感謝を示しながらも、その臓器を受け取ることを拒否した。
医療機関
「我々は臓器提供者については気にしない。しかし、アブ・ディアビとヨアン・グルキュフのものだけは受け入れることは出来ない。世界ではこの2体だけだ。私は医者だが、魔法使いではない。
先ずはクライアント、顧客の人生を考える必要がある。アブ・ディアビは複雑すぎるケースだ。彼の体は発泡スチロールかスナック菓子で出来ているため、役には立たない」
ムスリムのアネルカ、牛を食べて懲役40年を言い渡される
『AFP』は情報を確認した。元フランス代表FWニコラ・アネルカは、友人とバーベキューをした際、牛を食べてしまった。
インドのムンバイ・シティで選手兼監督を務める彼は、ヒンズー教で神聖な動物を食べてしまったのだ。隣人の告発により、彼と友人が逮捕された。
彼らは懲役40年を言い渡され、1500ルピーの罰金を支払うことになる。
アネルカの弁護士は以下のように話し、政府の支援を要求した。
弁護士
「ニコラ・アネルカが犯した唯一の罪は、今いる国の文化を知らなかったことだ。
アネルカはインドの神聖な動物は牛ではなく豚だと思っていた」
マルコ・ヴェッラッティ、女性であることを告白
パリ・サンジェルマン、そしてフランスのサッカーに新たなスキャンダルだ。キャンプでの記者会見で、若いイタリア人選手のマルコ・ヴェッラッティが女性であることを告白した。
性別ではなく、サッカーの能力で評価して欲しかった。彼女の本当の名前は「マルタ」であるという。
マルタ・ヴェッラッティ
「女性にとって、サッカーの環境に適応するのは難しいこと。だから可能な限り秘密にしてきたわ。また、女性のサッカーでプレーして獣のように見られることも嫌だったの。
ファンには、マルタではなく、私をこれからもマルコとして見てほしいの。今はホッとしているわ。信じることは簡単じゃなかった。
髪の毛を剃って、化粧も捨てて。女らしさを捨ててきた。それは女性にとって簡単なことじゃないのよ」
PSG
「PSGに来てから、マルコは決してロッカールームでシャワーを浴びなかった。アレが小さいのか?と最初は疑っていた。
何度か化粧のようなものをして試合に出ていたことがあった。ドラァグクイーンかとも思った。そのような選手は一人だけだった。
いずれにしても、我々にとってマルコはマルコだ。女性として初めてバロンドールに輝く選手になるだろうね」
イブラヒモヴィッチ、ヴェッラッティと結婚
リーグカップ優勝からの3日間、PSGはラスベガスで休暇を取っていた。そこで大きな驚きが起こった。
チームメイトにもこれは驚きだったようだ。事実を確認したハビエル・パストーレは以下のように話した。
ハビエル・パストーレ
「本当だよ。彼らは結婚したんだ。お酒に酔っている時には過ちが起こるものだ。
問題は、これが新聞の見出しになり、一般市民に知られるようなことがないようにしなければいけないということだ。セルジュ・オーリエのスキャンダルのあと、新たな物事は恥だ」
「ウォッカを12本空けた後、ズラタンは少し酔っていた。そして、マルコ・ヴェッラッティはウィッグを着けていたんだ。
そのマルコは一見ラスベガスにいるどんな女性よりも美しかった。ズラタンは『マーサ』と声をかけ、マルコはついに折れた」
イブラヒモヴィッチはすでに離婚をするための手続きを始めたようだ。マルコ・ヴェッラッティも恋に落ちた。
感動!昏倒した弟の命を守るため、兄が○○を使った
日曜日の午後、アマチュアリーグで昏倒した選手を助けるための英雄的な行動があった。
ジャン=マルヴィン
「僕は英雄ではないよ。ただの人だ。弟の命を助けるため、何をするかを考えただけだよ」
36歳の彼は控えめな男だった。北部の街ランス近郊、アマチュアサッカーのピッチで死の危機に直面した男を救った人物だ。
ジャン=マルヴィン
「弟のルイ=ディランは相手のGKと衝突した。すぐにそれが深刻なものであることがわかった。昏倒した彼の目は急速に点滅し、震え始めた。これは痙攣だと気づいた。
そして、フェルナンド・トーレスが昏倒した時、舌を噛まぬように仲間が処置していたのを思い出した。
私は弟が命を落とさぬよう、口の中に何かを入れなければならないと決めた。
そして、ズボンを脱ぎ、これを弟の口の中に入れた。それはうまくいったよ。
我々は一緒に育った。お互いに心で繋がっている。それを口に入れることは躊躇しなかったよ。
通常は他の方法をとるかもしれないが、我々はそれを入れるのが初めてのことではないからね」