年末年始恒例のプレイバック企画!
新年一発目は、昨年2月に掲載した『狂犬注意!サッカー界の「マッド・ドッグ」たち』。ある意味ずいぶん先取りしていたね?
日本時間3日午後、米国のジェームズ・マティス国防長官が来日する。
ドナルド・トランプ大統領の就任後、閣僚による日本への最初の公式訪問とあって注目を集めているが、マティス国防長官といえば、過去の発言などから“マッド・ドッグ”(狂犬)の異名で知られている。
そこで今回は、サッカー界の“マッド・ドッグ”たちをご紹介しよう。
エドガー・ダーヴィッツ
元オランダ代表のレジェンド。緑内障を患って以降ゴーグルを着用するようになったが、それが個性を一層際立たせ、ダーヴィッツを「世界で最も有名なサッカー選手」の一人にした。
そんな彼は、勝ち気な性格と地の果てまででもボールを追い続けるであろうその姿から、付いたあだ名は“闘犬”!代表・クラブ、ピッチ内外と所構わず相手に“噛み付き”、数々の騒動を起こした。
一方で日本の侍文化に傾倒するなど親日家の一面もあり、チャリティーマッチなどでたびたび来日している。
エマヌエル・ポガテツ
レヴァークーゼンやミドルズブラなどで活躍した元オーストリア代表DF。
圧倒的な体躯を生かした迫力満点の対人戦を売りとするセンターバックだが、クロス精度や強力なミドルシュートも備えており、左サイドバックとしても機能した。
彼のプレーは見ている側がハラハラするほど激しく、愛称はズバリ“マッド・ドッグ”!その狂犬ぶりはピッチだけにとどまらず、代表監督を公の場で批判し追放されたことも。
ジェンナーロ・ガットゥーゾ
ご存知、“狂犬”の名で恐れられた元イタリア代表MF。
足元の技術にも運動能力にも突出したものはなかったが、相手はおろか味方にさえ噛み付かんばかり闘争心でミランの「第二次黄金期」を支え、イタリア代表でも世界一に輝いた。
そんな“狂犬”は現在「ピサの斜塔」で有名なピサの指揮官を務めており(現在はミラン監督)、先日、ドラえもんとのシュールなツーショットが話題になった。
ガリー・メデル
“ピットブル”(闘犬)の愛称で知られるのが、長友の同僚メデルだ。
過去にネイマールの足を故意に踏み付けるなど、プレーの荒々しさは業界屈指。ただ、チームを勝利に導くためなら自身の怪我さえいとわぬ“漢”っぷりに惚れるファンは数知れず、2014年ワールドカップでは痛々しい包帯姿で奮闘する姿が感動を呼んだ。
ルイス・スアレス
最後はやっぱりこの人、スアレス!
普段は人懐っこい子猫のような好青年だが、ピッチに入ると童話「赤ずきんちゃん」に登場する狼へと豹変。アヤックス、リヴァプール、ウルグアイ代表で三度も噛み付き騒ぎを起こし、長期間の出場停止を喰らった。
狂気の性質をはらんでいる点で、彼こそが本当の“マッド・ドッグ”と言えるのかもしれない。