リーガ1(ルーマニア1部リーグ)で戦う古豪ディナモ・ブカレスト。これまでリーグ優勝は18回を数えるが、2006-07シーズンを最後にタイトルから遠ざかっている。
10年程前まではクラウディウ・ニクレスク、イオネル・ダンチウレスク、アンドレイ・クリステアのようなアタッカーが存在したが、近年はそうした人材にも恵まれていない。
今季はここまでリーグ7位。また5シーズンぶりに出場したELも3回戦で敗退と、成績はパッとしない。そんなディナモだが「赤い犬」を描いたエンブレムは、たまにオオカミと間違われるほどにカッコよくて人気がある。
Dinamo București 2017-18 Macron Home
レッド/ホワイトは伝統的な色だが、ディナモでは珍しいストライプ柄。小さめの襟が付き、全体的にクラシックな印象だ。
チームの愛称はエンブレムの赤い犬と同じ“Câinii roșii”(The Red Dogs)。胸中央の人物は、2000年に24歳の若さで亡くなったディナモのキャプテン、カタリン・フルダン。試合中にピッチ上で倒れそのまま帰らぬ人となった、悲劇の選手だった。
背面首元の数字「1948」はクラブ創設年。その下にはスポンサー“Baumit”(建設資材メーカー)をプリントしている。
Dinamo București 2017-18 Macron Away
今季のディナモのフィールドプレーヤー用ユニフォームは、ホーム以外は全てアウェイ扱いとなっている。
グレーのアウェイは2色の水平ストライプ。差し色のグリーンがディナモにしては意外な選択だ。胸スポンサー“Orange”は世界的な通信会社。
背面は基本的にホームユニフォームと同じで、水平ストライプは入らない。
こちらはホワイトを基調としたアウェイユニフォームだが、基本的なデザインはグレーのアウェイと同じ。ホワイト/レッドはクラブの伝統的なカラーだ。
こちらはユニフォーム公式発表の様子。グリーンはGKユニフォームだが、レッド単色は第3のアウェイユニフォームとされている。
会見には赤いポロシャツ姿のアドリアン・ムトゥと、白いポロシャツ姿のヨネル・ダンチウレスクが同席。2人とも現在はディナモのGMを務めている。