受験シーズン到来 長崎県立3中学校で入試

 長崎県立の中高一貫教育校、長崎東中(長崎市)、佐世保北中(佐世保市)、諫早高付属中(諫早市)の入学試験が7日、各校であり、計1015人が受験した。

 県教委によると、募集定員は各校120人。受験者数は長崎東が405人(倍率3・4倍)、佐世保北304人(同2・5倍)、諫早高付属306人(同2・6倍)。各校とも前回の倍率を下回ったものの、依然として高い倍率だった。

 試験は3校共通で適性検査(60分)、作文(45分)、集団面接を実施。記述式の適性検査は、家族とのキャンプや友人とのイベント参加などの場面を設定し、それぞれの状況に関する設問への回答から思考力や判断力、表現力をみる内容。作文は「思いやり」に関する文章を読み、筆者の考えや受験者の経験を基にした意見を600字以内で書かせた。

 長崎東中では試験開始を前に、受験者が緊張した表情を見せていた。結果は12日、本人と在籍小学校に発送する。

問題が配布され、試験の開始を待つ受験者=長崎市立山5丁目、県立長崎東中

© 株式会社長崎新聞社